台北・中山三越で購入したナツメグ

台湾で一番苦労するのが食生活です。

言葉は、最新の通訳・翻訳アプリと下手くそ以下のレベルの英語なら政治、哲学等の込み入った話題以外なら不自由しませんが、食べようと思う食事の未知に味がにとても恐怖が先行し、やがては外食アレルギー、外食自閉症になってしまいます。

理由は簡単で、4年前までは、まず油の問題がありました。

今は改善されましたが、台湾では20年か30年以上に渡り、食用油生産の原料になるラードを独占的に各メーカーに供給していたラードーメーカーのラードが、中国から輸入したドブ油(地溝油)から抽出した油をでラードを生成し、ほぼすべてのメーカーに供給していた事実が露見、一大事件になりました。 その時は、全ての販売店から輸入品を除くほとんどの食用油が陳列棚から撤去されました。

後日談では、そのメーカーの一族だけは、決して外食、台湾メードの食材、は口にしないで、自宅使用の食用油は全て輸入品であったということ。

台湾の医学会ではなぜこんなに台湾では大腸がんが多いのかが最大の謎であったのが解明できといいます。

つまり、家庭で使う食用油、屋台やホテルをはじめてとする高級レストラン、菓子メーカー、ケーキ屋、パン屋、およそ全ての食用油を使用する業種の商品が被害を被っていたのですから、この被害の影響と深刻度は普通ではありません。

それはどんな臭い?

日本でも家庭で天ぷらやフライを調理した時に、魚や肉、野菜類を揚げた時の油を区分しないで使い回しを繰り返し、注ぎ足しで使っている時に加熱により発生する「あの悪臭」です。

その臭いが、昼飯時、夕食の時になると、隣近所から、階下の部屋から、町の屋台から発生するのですから、「オエッ!」となります。

かって、東南アジアの市場で、油の臭いでは散々たる苦労と経験を重ねたkazanは、最初に食べた、普通のレストランの味や、屋台、市場の中の空気、複数の知人宅での夕食で即座にその「解」に到達していたので、台湾に居住するようになっても、これだけは近くのデパ地下(大立・ターリ・旧伊勢丹)で発見した日本製の食用油を使用していたくらいです。

その臭いを隠すため

中国人と違い、そこは賢い台湾人はその臭いを隠すために、積極的に導入したのが、伝統的な香辛料と漢方薬の大量使用です。

前者は、八角、五香、過剰といえるニンニクやハーブの使用であり、後者はごもっともらしく理屈付けとしか思えない、「医食同源」に根拠とした漢方薬の投入した料理です。

その名残が、高雄で小奇麗なMRT駅構内から不思議と流れでる、あるいは、セブンやファミリーといったコンビニからでも流れ出る奇妙な臭いお現況である煮玉子を煮るのに使用する

紅茶とハーブの時に漢方薬もミックスされた臭いなのです。

しかしながら、20年、あるいは30年以上その味に慣らされれる、味覚は変わります。

30年以上ウォシュレットに慣れてしまうと、通常のトイレは本当に辛くなります。これと同じです。

余談

10年ほど前、パリに数週間滞在しました。

現地の知人に連れていった結構な由緒あるムール貝が有名だとするレストランの小用のトイレの暗さと汚さには辟易させられました。

以来、kazanは外出先でのトイレ、とりわけ大きい方に関してはウォシュレットはほとんど絶対条件です。

自分の人生の半分以上をウォッシュレットと暮らしてきたのですから、まさにウォシュレットは我が人生の伴侶、生活の礎とも言うべき存在です。

台湾人の味覚と料理下手は死ぬくらい経験させられた

そんな訳で自宅飯が、主流になります。

外食でも、台湾人からあそこは美味しいと言われても、まず見向きもしません。

身近な知人から誘われ、「美味しい」と誰々が言っていたということであれば、それはkazanにとって「不味い」と言うシグナルになります。

ですから、新しいもの好みのその台湾人が、あそこの日本食、あるいはあそこの日式料理は「不味い」と言ったら、即「GO!」です。

極めて稀に、当家のホームパーティで台湾人が自宅で夕食を作る時がありますが、ほとんど「✕」です。

勢い食事は手料理ということになりますが、時代は大変便利になりました。

ネットの検索で、メニューが決まり、調理手順が紹介されています。更に不明な手順は動画で手順が確認できます。

味付けは、伝統の味(おふくろの味)であったり、逝ったマダムとともに作り上げた当家の味であり、かって日本で外食で食べて時の味覚がベースになります。

これで十分です。

食材

台湾で金に糸目を付けなければ、なんでもありますが、微妙な存在感と言うか、絶対的必要性が曖昧な食材に苦労します。

その一つが「ナツメグ」であったり、ウスターソース、和からし、野菜系では、欲しいが入手が困難なバジルで、台湾語名・羅勒、ほとんど入手不可が三つ葉、みょうが、酒粕、大葉あたりで、水菜は最近入手が可能になりました。

金に糸目を付けると、牛肉よりは豚肉や鶏肉と一部の魚類になり、サンマは入手が簡単で、シーズンになれば東京のスーパより安くなります。アジ、カツオ、サーモン類、タラは、日本とはちょっとニュアンスが異なりますが入手可能ですが割高です。

そして割高な魚類の中で、カジキマグロが案外入手しやすい食材ですが、日本のように刺し身と言う訳にはナカナカいきません。

なぜなら、生憎とkazanはそこまでのプロではありません(涙)

したがって、市場、ローカルショピンセンター系スーパー、デパ地下、日系スーパーで手頃な食材を入手して自炊めしになり、この数年は腕を上げて、簡単な日本の家庭料理はプロ級になり、最近は揚げ物に凝っております。

画像はメンチカツ

そんな事情もあって、先日わざわざ台北までお上りさんして、買い求めたの「ナツメグ」です。

こんなものが入手できないとは。。

街場のハンバーグはどうやっているんだろうと不思議に思ってしまいます。

男の料理

20年か30年前だと思います。

ご氏名は失念し、検索でもヒットしなかっったのですが、一度ラジオで紹介された「男の料理」本「男の料理」著者が現職の防衛庁(現在は省)の主計官か主計将校の方が紹介されて触発されました。

男の料理の基本は、洗い物を少なくすることが、長続きの秘訣だそうです。

以来、kazanはそれを旨として、来台後は、台湾の料理のまずさから必要に迫られて、自炊と格闘し、今では少なくともC級あるいはD級料理研究家を自称できるレベルに達することができました。

実に、料理はkazanの生活であり、人生です。

そんな折、今日2018年6月1日の朝のニッポン放送・飯田浩司のcozu-upはゲストが元外交官の三宅邦彦氏でしたが、その中で、三宅氏は趣味で料理教室へ行くことになり、最近その授業料を納めてたことを紹介してました。

オーソドックスな外交評論で定評のある、外務省からキャノングローバル研究所主幹にワープした宮家邦彦氏が、どうやら男の料理に参戦された様子です。

しかも、奥方に腕を振るうため、料理教室へ入学したというのですから、かなり本格的な料理の領域に踏み込むのだと言う気概が伝わりました。

またラジオで、その周辺のお話が聞けることの楽しみが増えました(^-^)